途轍もなく大きな愛
梅雨入りしてから、ストーブをまたつけるようになった。
寒い。
昨日の夜、両親と久々にゆっくり話をした。
特にこれと言って何か深い話をしたわけではないのだけど、家族のバカなエピソードを思い出して話したり、今後の人生について話をしたりなど。
それはもう勢いに任せてゲラゲラ笑いながら話した。
幸せな時間だった。
その日の夜、寝る前に急に鼻がツーンとなって、視界が滲んだ。
家族や周りの人たちから当たり前のように降り注がれる愛情に、感謝はしていたけれど、そのことについてちゃんと考える時間を持ててなかったな。
今思うと、それは「途轍もなく大きな愛」だったんだな。
私が生活してる毎日がHappy Endだったのは、周りの人間の愛情あってのHappy Endだったんだな、と、真底思った。
心無い言葉をぶつけてくる人もいるけれど、そんなことがもうどうでもいい気がした。
「もう大丈夫!がんばるぞ!」
と、遠くの梅雨空を見て、ぼんやりと思った。